佐伯チズさんのプロフィールと人生
佐伯チズ(さえき ちず)
1943年生まれ、63歳。(2006年11月現在)
京都の女子高を卒業したのち、大阪のミノルタカメラに電話交換手として入社。
美容学校、美容室勤務ののち
1967年24歳の時に、フランス化粧品メーカー ゲランに入社
1988年45歳の時に、クリスチャン・ディオールのインターナショナルトレーニングマネージャーに就任。
2003年に定年退職後、エステティック・サロン「サロン・ドール・マ・ボーテ」を開業。
2004年、自らプロデュースした総合美容施設「ビューティータワー」内にサロンを構え、現役エステティシャンとして活躍中。
2006年の8月にNHK佐伯チズさんの人生を、本人のインタビューによって詳しく話すという興味深い番組が放送されていました。
普段はTVでは美容方法を解説したりするのですが、この番組では美容方法は一切やらずに佐伯チズさんの人生・哲学について詳しくやっていたので、とても興味深く、そして楽しく拝見させていただきました。
まず最初に驚いたのは、佐伯チズさんは非常に恵まれない家庭に育ったということです。
その環境から手に職をという考えが生まれ、電話交換手という職業を選んだそうです。
チズさんの話を聞くところ、これだ!と思うと一気に突き進むタイプのようです。
とてもパワフルで前向きな性格だという印象を受けました。
この番組で終始印象的だったのは、佐伯チズさんがとっても表情が豊かで、とても63歳とは思えないくらい感情表現豊かな話し方をしているということです。
肌も綺麗なのですが、心がとても純粋でまっすぐで若々しい!そんな印象です。
自分の人生を振り返りながら話すという設定なのですが、時には涙を流し、時には女子高生のようにはしゃぎ、なんだかとってもキャピキャピしているのです。
チズさんの話し方から、その当時の感情・風景が本当に良く伝わってきて、美肌とかそういうのを抜きにしてもやはり普通の人ではないと思いました。
全4回の放送の中で一番印象的だったのが、最愛の夫の死のお話です。
チズさんの結婚生活では、ケンカもした事がないくらい仲が良いご夫婦だったようです。
それが、結婚15年目に突然ダンナ様が癌を発病し、
1年半の闘病後に他界された時、チズさんは、まだ43歳でした。
その後1年以上家に閉じこもり、泣き明かして日々を送っていたとのこと。
そして、亡くなったご主人のお骨をポリポリと食べていたそうです。
骨を食べる!?と一瞬思いましたが、それほど最愛のパートナーを亡くした悲しみは大きかったのでしょう。私も同じ境遇になったことを想像すると骨を食べる気持ちもわかります。
するとある日、親しい友人に
「あなた、なんて顔してるの!」と言われて
鏡で自分の顔を見たら、あまりにも醜くて愕然としたそうです。
そして、「これではダメだ!」と思い、
まず、ご自身の顔に「ごめんね。」と謝って
毎日必死でローションパックを1日に5回も6回もやって、
1年半かけて美しい素顔を取り戻したそうです。
そしてそれが再出発のきっかけとなり、
みごとクリスチャンディオールへの就職を勝ち取ったそうです。
テレビではとても明るく気さくな佐伯チズさんが、そんな苦しく悲しいことを乗り越えてきたのだと知って私は感心と共になんとも言えない切ない気持ちになりました。
ただ、美肌ファンとしては、チズさんがそんなボロボロの肌から復活したということは、私でも全然キレイになれるという気持ちになれますね!